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社会・全般
2015年6月18日(木)9:00

砂川ダムの貯水率60%/土地改良区

雨少なく、貯水量低下/農家に適正使用呼び掛け


降水量が少なくスプリンクラーでの散水が目立ってきた=17日、下地上地

降水量が少なくスプリンクラーでの散水が目立ってきた=17日、下地上地

 宮古島地方は梅雨前半以降、まとまった雨が降っておらず、砂川ダムの貯水率が17日現在で満水時の約60%に低下している。宮古土地改良区は、このままの状況が続くと地下ダムの貯水量が低下し、取水ができなくなる可能性があるとして同日、記者会見し、農家に適正な水使用を呼び掛けた。

 スプリンクラーなどがある畑地かんがい施設が整備された地区では▽散水曜日▽散水時間(午前6時~午後10時)▽計画使用量(10㌃当たり30立方㍍)-の徹底を促した。同改良区ではパトロールを実施し、決まりを守らない場合は給水停止措置も辞さないという強い姿勢で臨む。

 同改良区では、このまま雨の降らない日が続き、今まで通りの取水があると砂川ダムは8月9日には貯水率がゼロになると予測している。

 同ダムの貯水率は、2009年に35%に下がったこともあり、同改良区では「1週間に1回、決められた曜日に計画使用量の範囲内で使用してもらいたい」と危機感を募らせている。

 一方、福里ダムは約94%だが、水位の降下が速く、取水困難となる流域があるとして「楽観はできない」と話している。

 降水量が少ないことを受け、宮古島市は18日にも干ばつ対策会議を開き、製糖工場やトラック組合などと今後の対策を協議する方針。

 宮古島地方気象台によると、向こう1週間(18~24日)は太平洋高気圧に覆われておおむね晴れる見込み。期間の中頃は前線や湿った気流の影響で曇り、雨の降るところもあるが、降水確率は10~30%と低くなっている。


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