海ブドウ、来月初出荷/西光エンジニアリング
深層水中間養生/藤枝市内で販売へ
西光エンジニアリング(本社静岡県藤枝市)の岡村邦康社長と海ぶどう本舗「やす家」の宮國泰男代表が17日、市平良庁舎で長濱政治副市長に、深層水で中間養生した宮古島の海ブドウを来月17日に10㌔を初出荷すると報告した。当面は友好都市の藤枝市内を対象に1パック40㌘入りで販売する。
「駿河湾深層水による宮古島産海ぶどうの中間養生計画」は2013年から約2年の準備期間を費やし、来月17日の初出荷を迎える。
また、藤枝市と宮古島市のコラボ商品として海ブドウと生モズクを藤枝名物の「朝ラーメン」にトッピングした商品を「宮古島のっけの朝ラー」として居酒屋の定番メニューとすることなどが報告された。
「宮古島のっけの朝ラー」を試食した長濱副市長は「海ブドウの食感が味を引き締める感じでおいしい。これはいけると思う」と感想を述べた。
岡村社長は「これまで宮古島から到着した海ブドウはすでに2日たち、店頭に並ぶころは賞味期限の半分が過ぎてしまう。中間養生することで、海ブドウの粒に張りが戻り、賞味期限を本来の6日間にすることができる」と中間養生の利点を述べた。
また、関連会社の沖友(岡村邦康社長)は静岡県からの経営革新計画の承認を受け、2019年8月までの期間、同県から補助金や販路開拓などの支援を受けられることになった。
来月17日の初出荷と養生施設のお披露目を機に、宮古島市と藤枝市の経済交流を進める会の設立も検討されている。