補正6385万円を可決/多良間村議会閉会
任期職員採用条例は否決
【多良間】多良間村議会(森山実夫議長)6月定例会は17日の本会議で、伊良皆光夫村長から提案された議案の審議と採決を行った。2015年度同村一般会計補正予算(6385万円)は原案通り全会一致で可決したが、同村一般職の任期付職員の採用に関する条例制定は全会一致で否決した。同定例会は2日間の日程を終え同日、閉会した。
可決された一般会計補正予算には、地元消費による地域経済活性化を目的とする「プレミアム商品券」を発行するための地域住民生活緊急支援のための交付金、再生可能エネルギー導入事業の費用増、水浜地区整備事業の沖縄振興公共投資交付金などが計上されている。
否決された一般職の任期付職員の採用に関する条例制定は、高度な専門性を備えた民間人を活用する観点から、専門的な知識や経験を有する人を一定期間活用することや、一定の期間内に限り業務量の増加が見込まれる業務に従事する人などの採用を行う特例法だが、議員からは「試験採用すべき」などとした理由で理解を得られなかった。
今回の補正で同村の15年度一般会計予算は、歳入歳出それぞれ50億4227万円となった。