期限内の適正申告を/労働保険年度更新
労基署が集合受付
宮古労働基準監督署(嘉数剛署長)は17日、2015年度労働保険年度更新の第1回集合受付を平良地方合同庁舎で開いた。年度更新手続きの期限は7月10日まで。同署では期限内の申告を呼び掛けている。
労働保険の保険料は、毎年4月1日から翌年3月31日までの1年間を単位に計算する。その額はすべての労働者(雇用保険については被保険者)に支払われる賃金の総額に、事業ごとの保険料率を乗じて算定するという仕組みだ。
労働保険では、保険年度ごとに概算で保険料を納付し、保険年度末に賃金総額が確定した後に精算する方法で行われている。
従って事業主は、前年度の保険料を精算する確定保険料の申告・納付と、新年度の概算保険料を納付するための申告・納付の手続きが必要になる。
更新手続きは6月1日から7月10日まで。手続きが遅れると政府が保険料・拠出金の額を決定し、追徴金を課すことがある。
宮古労働基準監督署の集合受付は午前9時から午後4時まで行われ、事業主らが次々と訪れて手続き等を済ませていた。
集合受付は25日に伊良部の前里添多目的施設、7月9、10両日には再び平良地方合同庁舎で行われる。