高温対策に万全を/マンゴー目揃え会
生産者が出荷規格を確認
市マンゴー産地協議会主催の合同目揃え会が19日午後、JAおきなわ宮古地区本部ホールで行われ、約80人の生産者が出荷規格を確認した。県や市、JAの担当者は気温の上昇で日焼け果実の発生が懸念されるとし、ハウスの温度管理を徹底するよう呼び掛けた。
JAの担当者がマンゴーの出荷規格表を使って果実の着色基準を紹介した。A品は7分着色以上とし、B品とC品の着色についてもカラーの資料を示して分かりやすく説明した。
出荷に当たっては「果実にブルーム(白い粉)が残った状態で収穫するようにしてほしい」と勧めた。
県の担当者は6~8月の栽培管理のポイントを説明した。急激な気温の上昇と強い陽光によって果実の肩口を中心に日焼けの発生が見られると報告。また、高温下では肥大が進まず、着色や糖度といった品質にも影響を及ぼすと指摘し、ハウス内の温度を35度以下に抑えるよう助言した。
収穫のタイミングは「果実が鮮紅色に発色し始めたころが適期」とし、収穫した果実は涼しいところへ移すことや、タオルを敷いて切り口を下にして樹液を吸収させるよう促した。
収穫を終えたら、翌年の開花のために▽ビニールを除去してハウス内を涼しくして雨にあてる▽肥料を入れてかん水する▽果軸を取る▽新芽を守る-などとする栽培管理を紹介した。