きょう全戦没者追悼式/「慰霊の日」
下地市長が平和宣言へ
宮古島市は「慰霊の日」の23日、マティダ市民劇場で全戦没者追悼式及び平和祈念式を開催する。旧市町村5地域合同での慰霊祭は今回が初めて。戦後70年、市町村合併10周年の節目に合わせ、下地敏彦市長が恒久平和を希求し平和を誓うための平和宣言を行う。出席者は遺族会のメンバーや小、中、高、一般市民ら約800人を予定。午前11時開場、正午に全員で黙とうする。
同追悼式では、下地敏彦市長の式辞の後、正午の時報を合図に全員で戦没者のめい福を祈り黙とうを捧げる。
市戦没者遺族会の川満俊夫会長の「追悼のことば」、北中3年の伊志嶺元隆君と宮古高校3年の大口海皇君がそれぞれ平和を考える作文を朗読する。
市議会の真栄城徳彦議長、県宮古事務所の久貝富一所長が来賓あいさつを行う。
戦没者慰霊祭はこれまで各地域にある慰霊碑の前で行われてきた。しかし、遺族の高齢化などで参加者が年々減少。このままでは慰霊祭の存続が危うくなるとして遺族会が、2013年8月に、下地市長に各地区戦没者慰霊祭を統合し、市主催で実施するよう要請した。