93.39%で過去最高更新/14年度市税徴収率
前年度比1・50ポイント増加/コンビニ収納で利便性アップ
宮古島市の2014年度市税徴収率は93・39%と、前年度の91・89%を1・50ポイント上回り、徴収率の過去最高を更新した。下地敏彦市長らは24日、市役所平良庁舎で会見を開き、徴収実績を発表するとともに、コンビニ納税の導入などが徴収率向上に貢献しているとの考えを示した。
市が14年度に市税全体で徴収すべき税額(調停額)は51億5737万5000円だったのに対し、収入済額は48億1657万6000円、徴収できていない収入未済額は3億4079万9000円で、前年度と比較すると収入済額は1億3058万円増加し、収入未済額は7285万円減少した。徴収率は現年度課税分が0・17増の97・79%、滞納繰り越し分は9・44ポイント増の38・64%で合計は1・50ポイント増の93・39%となった。
各種税別に徴収率を見ると、市民税は前年度比0・57ポイント増の95・33%、固定資産税は2・47ポイント増の91・27%、軽自動車税は0・26ポイント増の90・94%でいずれも前年度を上回った。
会見で下地市長は徴収率が向上している主な要因として、滞納整理の早期着手や滞納処分による差し押さえの徹底、13年度から実施しているコンビニ納税の増加などを挙げた。「昼でも夜でも納められるコンビニで納税できる利便性が大きく影響していると思う」との考えを示すとともに、「15年度も引き続き税負担の公平性という観点から徴収率の向上に取り組んでいきたい」と語った。