社会・全般
2015年6月25日(木)9:00
伊良部大橋に「学会賞」/県内の県道初
橋梁技術の発展に寄与
橋や鋼構造工学の分野で優れた事業に贈られる「土木学会田中賞」の作品部門でこのほど、県管理の県道で宮古本島と伊良部島を結ぶ伊良部大橋(全長3540㍍)が選ばれた。1966年度の賞設立以降、県内の県道としての受賞は初めて。
同大橋は、非常に厳しい環境に耐える設計と施工で完成し、これらの技術が今後の橋梁(きょうりょう)技術の発展に大きく寄与するものとして評価された。
1月31日に開通し、県内では21番目の離島架橋で最長。通行無料の橋としては国内最長とされる。総事業費約395億円。
県内では87年度に石川橋、96年度に南風原高架橋、98年度に阿嘉大橋が受賞しており、今回の受賞は16年ぶり4例目。
県土木建築部は「今回の受賞は、諸先輩方をはじめ、事業に関係された皆様の大きな努力の結果であると考えている。受賞を踏まえ、今後も沖縄21世紀ビジョンの実現に向け、より良い社会資本整備を進めていく」とコメントを発表した。