04/22
2025
Tue
旧暦:3月25日 先負 辛 
政治・行政
2015年6月26日(金)9:00

「自衛隊配備は必要」/市長が見解表明

賛否は市議会判断を尊重


陸上自衛隊の配備計画について「配備は必要」との考えを発表する下地市長=25日、市役所平良庁舎

陸上自衛隊の配備計画について「配備は必要」との考えを発表する下地市長=25日、市役所平良庁舎

 下地敏彦市長は25日、市役所平良庁舎で会見を開き、現在、市に示されている陸上自衛隊配備計画について、「備えあれば憂いなし」のための配備であり、市民の生命・財産を保全するために必要との考えを示した。一方で、受け入れを表明するものではないことを強調し、配備の賛否に関しては同日、6月定例会が開会した市議会の判断を尊重する考えを示した。

 左藤章防衛副大臣が5月に来島し、市へ説明した配備計画について下地市長は、「南西諸島での各種事態に対処するための拠点として活用するため必要最小限の部隊を配備するということが国の考え」であり、「『備えあれば憂いなし』のための配備」との認識を表明。「市民の生命・財産などを保全することが市長の最大かつ重要な責務であり、配備は必要と考える」と語った。

 「国防上、必要と考えているということで、受け入れを表明するものではない」と強調する下地市長。市議会の判断を見極めた上で、国に具体的な説明を求めながら検討していく方針を示した。自衛隊配備について賛成、反対双方の要請を受けている市議会に対しては「議論の上、結論を出してほしい」と呼び掛ける。結論を出す時期については、「要請を受けた議会会期で判断を出すのが普通」として今議会で判断すべきとの考えを述べた。

 市議会定例会開会というタイミングで自身の考えを表明した理由については「考えを出した方が議会での議論が活発になり、市民の理解も深まると思ったから」と説明。住民説明会の開催や住民投票の実施については、「議会での議論が先」との認識を示した。

 防衛省の計画では、配備される部隊規模は700~800人程度で、警備、地対空ミサイル、地対艦ミサイルの3部隊を予定。配置先の候補地としてはゴルフ場「千代田カントリークラブ」(上野野原)と「旧大福牧場」(平良西原)が挙げられている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年4月16日(水)9:00
9:00

今年105回の入港予定

クルーズ船、昨年の2倍/平良港   今年一年間に平良港への入港が予定されているクルーズ船の回数は105回で、昨年の52回の2倍になることが那覇港管理組合クルーズ寄港予約管理システムのまとめで分かった。今年は1月1日の「コスタセレナ号」(11万4261…

2025年4月12日(土)9:00
9:00

「はしご旅」の魅力PR

旅行関係メディア招きトーク 1度の旅行で二つのホテルを「はしご」して異なる楽しみ方を味わう「宮古島はしご旅」を周知するトークセッションが9日、市内の飲食店で行われた。サントリーニホテル&ヴィラズ宮古島、ヒルトン沖縄宮古島リゾートと、両施設の「はしご旅」プランを…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!