薬物に手を出さない/ダメ、ゼッタイキャンペーン
薬物乱用の防止を訴える県「ダメ。ゼッタイ。」普及運動街頭キャンペーンが27日、市内スーパー前で行われた。関係団体の市民と中高生が参加し、買い物客に薬物乱用の怖さを記したリーフレットなどを配布して意識の高揚を図った。
この運動は、県民の薬物乱用問題に対する認識を高め、「6・26国際麻薬乱用撲滅デー」の周知を図ることによって内外における薬物乱用防止に資することを狙いに実施している。
宮古島市の活動には、関係団体の市民のほか上野中と宮古総合実業高校の生徒たちが参加した。
出発式で県薬物乱用防止協会宮古支部の宮里敬一支部長は「この運動は薬物乱用を許さない社会環境づくりを理解していただく良い機会になる」と活動の意義を強調。中高生の協力に感謝するとともに「薬物の乱用はダメ、ゼッタイと呼び掛けてほしい」と話した。
県宮古福祉保健所の山川宗貞所長(代読)は「沖縄県でも毎年のように未成年者が薬物事犯で検挙されている」と述べ、薬物乱用の拡大と低年齢化を懸念。運動実施に伴う市民の意識高揚に期待を込めた。
最後に宮古総合実業の奥濱美香さんと池間かおりさんが高校生メッセージを読み上げ「薬物には絶対に手を出さない」と決意した。
この後、参加者全員でリーフレットを張り付けたうちわを配布したり、募金を呼び掛けたりする活動を実践した。訪れる買い物客らに「ダメ。ゼッタイ運動に協力を」と声を掛け、市民の意識高揚を図った。