茅輪くぐり健康願う/宮古神社で夏越の大祓
今年1月から半年のけがれなどをはらい清める神事・夏越(なごし)の大祓(おおはらえ)が30日、宮古神社で行われた。
家族連れなど大勢の市民が訪れ、神主によるおはらいを受けた後、神殿前に設けられた茅輪をくぐり半年間の心身の大掃除と、無病息災、健康長寿を祈願した。
大祓とは毎年、6月と12月に行われる神社の年中行事。日常生活の中で知らず知らずのうちに重ねてきた罪やけがれを型代(かたしろ)という紙製の人形(ひとがた)に移してはらい清めるとともに、半年の平穏無事を願ってススキを束ねて作った茅輪をくぐる。毎年6月と12月に行われ、6月に行われるものを夏越の大祓と呼ぶ。
来場者たちは神主からおはらいを受け、切麻(きりぬさ)」と呼ばれる細かく切った紙と麻を両肩に掛けて身を清めた後、境内に設けられた茅輪を3回くぐって、年末まで残り半年の無病息災を祈願した。
家族3人で訪れた濱川亨さん(53)は「毎年、家族で訪れている。1年が半分過ぎたことの節目であり、さらにこれからの半年も元気で過ごせるようおはらいした」と笑顔で話した。
茅輪くぐりの後には、ちびっこらんど・ニライカナイによる祭り太鼓の奉納演舞も行われた。