新鮮なイセエビ水揚げ/荷川取漁港
漁解禁、初日20㌔
宮古地区でのイセエビ漁が1日、解禁となり、生きのいいイセエビが水揚げされた。漁師と海鮮料理店の関係者らは、久しぶりに満足の笑顔を見せていた。来年3月まで漁は展開される。
イセエビは、県漁業調整規則で産卵期に当たる4月1日~6月30日までは禁漁期間に設定され、体長18㌢以下は捕獲禁止となっている。
この日の午前6時すぎ、イセエビ漁を終えた宮古島漁協所属の「豊成丸」(1・5㌧、津覇高雄船長)は荷川取漁港に入港した。20㌔以上水揚げし、1匹の重さが最大で1㌔弱。1㌔当たりの取引価格は例年並みの2500~3000円。
同漁協で開かれているセリ市場にもイセエビが上場され、仲買人らが次々と落札していた。
津覇船長(60)は「初日で20㌔余りの水揚げ量は大漁だ」と笑みをこぼしていた。
市内でレストランを経営する長浜司さん(39)は、ピチピチのイセエビを仕入れた。「海の恵みのイセエビは栄養満点で、一度食べると、その味は一生忘れない」とアピールした。
イセエビは禁漁期間中の乱獲で、年々資源が減少していると指摘されている。