11/22
2024
Fri
旧暦:10月22日 先勝 庚 小雪
社会・全般
2015年7月4日(土)9:03

キビへのかん水始まる

農家申し込み700件超/少雨傾向で被害懸念


トラック運転手らはキビへのかん水作業に追われている=3日、伊良部

トラック運転手らはキビへのかん水作業に追われている=3日、伊良部

 まとまった雨がなく少雨傾向で農作物への影響が懸念される中、サトウキビ生産農家が市の補助金を活用したキビへのかん水作業が3日、宮古本島と伊良部で本格化した。伊良部の一部地域では葉のロール現象や葉の黄変現象が起こるなど、今後の被害が心配されている。

 3日午前、宮古地区トラック事業協同組合と同組合伊良部支部へ農家が申し込んだかん水件数は合計711件に上った。

 地域別かん水件数は、平良地区が249件、城辺地区189件、上野地区82件、下地地区91件、伊良部100件の計711件。

 トラック1台当たりのかん水費用は3500円で、内訳は市補助2000円、農家負担1500円。少雨傾向が長引くと、農家の経済的負担は大きくなる。

 伊良部では土地改良は進んでいるが、スプリンクラーが未整備のために深刻になりつつある。水タンクを乗せたダンプは農業用貯水池から水を運搬。日増しにかん水地域は拡大している。

 宮古島地方気象台によると、向こう1週間(4~10日)は、期間の前半は太平洋高気圧に覆われ、おおむね晴れる見込み。期間の後半は台風9号や湿った気流の影響で、8日は曇り、9日と10日は曇り一時雨と予想している。

 宮古製糖伊良部工場では「台風9号の影響による恵みの雨を期待している」と語った。その上で「キビ生産農家によっては先月下旬から自主かん水をおこなっている。補助金の適用がないから、農家の出費は大きい」と話した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!