宮高、中部商に快勝/夏の高校野球
10年ぶりベスト8進出
【那覇支社】第97回全国高校野球選手権沖縄大会の11日、宜野湾市立野球場の3回戦第2試合で、第3シードの宮高は昨秋大会優勝の中部商に6-1で快勝し、10年ぶり6度目のベスト8進出を決めた。12日の準々決勝対戦校は具志川商。
宮高は初回に死四球で2死一、二塁の好機に、5番下地秀一郎がレフトスタンドに3点本塁打を放ち先制。四回にも2点を追加し、序盤で5点のリードを奪った。七回には二つの敵失などで1点を挙げ勝利を確実にした。
投げてはエース松川竜之丞が9回6安打8奪三振の1失点と好投を見せ、相手拙攻の4併殺や無失策の好守備もあって追加点を許さなかった。
先制本留打を放った下地は「先制点を意地でも取るのがチームの形。狙っていたカーブがたまたま来たので、ヒットでも良いと思いっ切り振ったら入っていた」と殊勲打を振り返った。
4月に就任した宮里智也監督は「松川は3試合を通し良く抑えてくれた。選手には低めに手を出さない、外角球の見極め、コンパクトに振るという打撃の仕方を練習試合などで徹底的に教えてきた。その成果が出た。次の目標は目の前の一戦一勝」と意気込みを語った。
今大会ベスト4が決まる準々決勝は12日に具志川商と対戦する。北谷公園野球場の第2試合で午後零時半開始予定。