下地氏に国交大臣表彰/県内から6個人1団体
業界発展への貢献高く評価
【那覇支社】国土交通省の2015年建設事業関係功労者・優良団体国土交通大臣表彰式が10日、東京霞ヶ関の同省で行われ、県内から県建設業協会の下地米蔵会長(大米建設会長)ら6人と1団体が、太田昭宏国土交通相から表彰状を授与された。
下地氏は「建設業に携わる関係者に心から感謝したい。貰えるようなことをした訳でもないが、この賞に見合うよう気を引き締めて、少しでも沖縄や協会のため、ふるさと宮古の発展のため、さらに精進していきたい」と喜びを語った。
同表彰は毎年、業界の発展に貢献した個人や団体を表彰するもので、今年は全国で個人223人、優良6団体が選ばれた。
下地氏は長年建設業に精励するとともに関係団体の役員として地方業界の発展に寄与したことなどが評価された。1977年に同社入社後、専務・社長就任を経て14年から会長職。経営の近代化・合理化を進め、技術の向上に力を注ぎ、着実に成長を続けてきた。
また、県建設業協会では93年に30代の若さで理事に選任され、08年に副会長、12年に会長就任し、現在2期3年目。入札契約制度の改善や防災・減災支援活動など多角的な事業に取り組む。「地域に根差し、地域と一体となり共に歩む」をモットーに、宮古支部など離島・遠隔地会員との連携を提言し、定期的な意見交換や情報の共有、交流会の開催を推進する。特に人材確保・育成にも力を入れ、教育関係機関との連携を積極的に行った。