事件事故防止で協定書締結/県タクシー協支部と宮古島署
ドライブレコーダー情報活用
県ハイヤー・タクシー協会宮古支部(豊見山健児支部長)と宮古島署(瑞慶山力署長)は16日、同支部で「犯罪や交通事故の起きにくい社会づくりに関する協定」を締結した。協定は宮古島署と同支部が互いに犯罪防止、交通事故抑止の情報を提供する。同支部はタクシーに搭載されたドライブレコーダー情報を基に提供する。
締結式で豊見山支部長は「ドライブレコーダーを161台に取り付けることができた。これに基づく情報を警察に提供し、良い社会づくりに貢献できると期待している」と述べた。
また、瑞慶山署長は「着任あいさつ時にドライブレコーダー搭載の話があった。ぜひ、宮古島署の事件事故抑止のために協力関係を構築したいとの申し出を豊見山支部長は快く引き受けてくれた。今回の協定締結をうれしく思っている。今年6月末現在で交通人身事故も増えている。その中でのこの協定締結は心強い」とあいさつした。締結式には宮古島地区防犯協会の前川尚誼会長が同席した。
宮古島のタクシーは現在166台でこのうち161台にドライブレコーダーが備え付けられている。このレコーダーの情報などを活用し▽犯罪や交通事故の発生、その前兆に関する情報▽犯罪、交通事故被害者に関する情報▽不審者や不審車両に関する情報▽迷い人や行方不明者に関する情報-について宮古島署に提供する。
また、宮古島署から協力依頼があった場合には目撃情報やドライブレコーダー情報の提供に協力する。
協定は犯罪抑止、犯罪や交通事故発生時の早期解決について相互に協力することにより、犯罪や交通事故が起きにくい社会の実現を目指すことを目的に締結された。