甘いかき氷に舌鼓/マンゴー祭り盛況
新鮮な島産果実PR
第6回マンゴーまつり(主催・同実行委員会、市、宮古農林水産振興センター、宮古島観光協会ほか)が19日、市熱帯植物園内の特設会場で行われた。夏休み最初の日曜日に重なり大勢の親子連れが訪れた。参加者らは、この日朝一番の取れ立ての甘くて果汁たっぷりのマンゴーを食べて笑みをこぼした。子供たちは涼を呼ぶマンゴーかき氷に舌鼓を打ち「美味しい」と大きな声を上げて喜んでいた。
特産マンゴーの地産地消による消費拡大と県内外にマンゴーのPRを図りブランド化を推進するのが目的で開催されている。
宮古島市と友好都市を結ぶ静岡県藤枝市の藤娘、青島晃(ひかる)さんらは、ヒット商品の「朝ラーメン」、茶「藤枝かおり」、「乾ししいたけ」などを販売。祭りを盛り上げた。
オープニングは、風の神太鼓による力強い演舞で幕開け。音楽に合わせた太鼓が心地よく響いた。
主催者を代表して実行委員長の下地敏彦市長は「宮古島市においては、平成21年3月に沖縄県から拠点産地の認定を受け宮古島産マンゴーのブランド化に向けた事業展開を行っている。
今期のマンゴー生産量は約787㌧と過去最高となることが予想されている」と述べた。
その上で「楽天トラベルの発表では、2015年夏、人気急上昇離島ランキングで、伊良部大橋が日本一になりました」とアピールした。
宮古島観光協会の豊見山健児会長は「宮古のマンゴーは高い評価を得ている。これからも観光とマンゴー生産などの第一次産業がリンクした消費・生産拡大に努めていく」と意欲を示した。
宮古島産のマンゴーの色や形、品質などの栽培技術を競う第6回マンゴーコンテストの表彰式があった。 下地市長が最優秀賞の「うぷんみマンゴー園」(上地誠代表)、優秀賞の「楽南フルーツ」(洲鎌英徳代表)と「フルーツランド宮古島」(下地旨信代表)に賞状を贈った。
上地代表は「今回で最優秀賞は2連覇となる。県マンゴーコンテストでも初めて優良賞を受賞した。相次ぐ受賞は最高にうれしい」と声を弾ませた。
親泊まり奈さん(南小6年)は、親子4人で参加。「今年に入ってから初めてマンゴーを食べた。おいしかったので、もっと食べたい」と感想を話した。
家族4人で訪れていた松川穂羽さん(砂川小6年)は「マンゴーかき氷は最高においしかった。二つ注文して食べた」と満足した様子で語った。