新組合長に渡真利氏/宮古島漁協
新役員体制がスタート
宮古島漁業協同組合は23日、任期満了に伴う役員選任の臨時総会を開いた。推薦会議から推薦された候補の理事7人、監事3人が選任の承認によって正式に決定した。総会終了後、組合長選出の理事会が開かれ、新代表理事組合長に准組合員の渡真利一夫さん(61)=上野字宮国=が互選された。渡真利組合長は、元宮古島市職員で水産行政に詳しい。「これから財務などを勉強し、組合発展のために粉骨砕身頑張る」と決意を新たにした。役員の任期は3年。
役員選任は、候補10人(理事7人、監事3人)を「○」「×」形式で投票した。投票総数64票のうち、有効投票数63票、無効投票数1票。選任賛成「○」が62票、選任反対「×」が1票の結果となり、10人の選任が決まった。
同漁協の定期総会は6月に開かれ、2014年度の自営事業クルマエビで高収益を上げたことから826万円の黒字を計上し、累積赤字は2375万円に圧縮した。
新年度事業計画の経営重要方針では、財務改善計画に基づく事業実施や不良債権の回収、モズク・ソデイカ・マグロ・アオサ(和名ヒトエグサ)などの島外販路拡大を盛り込んでいる。
新役員は次の皆さん。(敬称略)
【理事】代表理事組合長=渡真利一夫(上野字宮国、准組合員)▽理事=狩俣光男(平良字狩俣、正組合員)、楚南聡(同西原、同)、松原森久(同松原、同)、久高勇光(同西仲宗根、同)、砂川博一(城辺字砂川、同)、洲鎌吉夫(下地字洲鎌、同)
【監事】代表監事=平良敏夫(平良字下里、准組合員)▽監事=栗山弘嗣(同久貝、正組合員)、植松信弘(城辺字新城、同)