宮古島市188万円で28位/12年度1人当たり県民所得
多良間村は189万円
【那覇支社】県企画部統計課がこのほど発表した、2012年度の市町村民所得(県民所得)で、宮古島市の1人当たりの所得は前年度比1・2%増の188万9000円(41市町村中28位)、多良間村は同7・8%増の189万8000円(同26位)と、2年ぶりに宮古島市を上回った。
市町村別では、北大東村が436万7000円で最も高くて9年連続のトップとなり、最も低かったのは今帰仁村の139万1000円だった。県平均は同0・4%増の203万5000円で、15市町村が県平均を上回った。多良間村の増加率は東村の32・3%、北大東村の15・7%に次ぎ3番目。
6地域別の1人当たりの所得水準(県平均を100)は、那覇が232万1000円(114・1)で最も高く、次いで八重山の208万9000円(102・7)、最も低いのが北部の187万1000円(91・9)、宮古は189万円(92・9)となった。
市町村内純生産(県内純生産)は、製造業などで減少したが、サービス業や不動産業で増加し、前年度比0・6%増の2兆6574億円だった。宮古島市は同0・2%増の1025億円で県内7位、多良間村は同7・9%減の22億円で同38位。那覇市の8634億円が最大で、次いで浦添市の2661億円、最少は渡名喜村の10億円となった。
主要産業別増加率で、宮古は農業が同50・3%増、サービス業が同3・5%増となったものの、建設業が同22・7%減となるなど、全体の増加率は同0・0%となった。