追い込み漁に挑戦/佐良浜中
女子は魚類80キロを解体
佐良中学校(根路銘敢校長)は24日、水産体験学習を実施した。男子は伊良部島白鳥崎近くの海域などで追い込み漁に挑戦し、アイゴなどを大漁した。伊良部漁協の鮮魚市場に水揚げされた魚類約80㌔は女子たちが解体した。全員が海の恵みに感謝し、漁業の大切さを実感した。
総合的な学習の時間の一環。地域産業(水産業・水産加工業)や伝統文化について意欲的に学習し、地域の理解を深めることなどを目的に開催された。
1、2年を合わせた47人が参加。男子は漁船・監視船の計6隻に分乗し、追い込み漁を行う漁場に向かった。漁場は海岸から確認でき、生徒たちは力強い水しぶきを上げながら魚群を追い込んでいた。
取れたての新鮮な魚類は刺し身や油揚げに料理にされ、全参加者で舌鼓を打った。お代わりする生徒も多かった。
体験した川満那帆さん(1年)は「初めて魚を解体した。楽しかったので、これからはお母さんのお手伝いもしたい」と笑顔で感想を話した。
与儀温大君(同)は「初めて追い込み漁を体験した。海中で泳ぐ魚が美しかった」と満足そうに語った。