川満氏の顕彰碑完成
伊良部大橋伊良部側たもと/9月22日に祝賀会開催
初代伊良部町長の川満昭吉氏の顕彰碑がこのほど、伊良部大橋伊良部側たもとに完成した。顕彰碑建立期成会の奥濱幸雄会長は31日、マスコミに碑の完成と、9月22日に完成祝賀会を開催することを報告し、広く市民に参加を呼び掛けた。
川満氏は1974年の伊良部村長選に初当選。2期目も当選し、任期中の82年の町制施行に伴い初代伊良部町長に就任。82年から同町長を連続3期務め、宮古高校伊良部分校(現伊良部高校)の開校や伊良部架橋促進協議会を発足させるなど、宮古圏域の教育や経済発展に寄与した。
顕彰碑建立は川満氏の功績を末代まで刻むことが目的で、2013年5月に期成会を設立。広く寄付を募るとともに、建立場所の選定などを経て、今月25日に完成した。土台部分を除いた碑の大きさは縦約2・8㍍、横1・5㍍。素材は御影石で、土地購入費を含めた総事業費は約350万円。
完成祝賀会は9月22日午後4時から、伊良部公民館で開かれる。
顕彰碑前で完成を報告した奥濱会長は「昭吉氏の政治活動の偉大さをたたえ、後世に伝えていこうとの思いで建立した。伊良部への貢献度が高かった人なので寄付をする人の関心も高かった。建立場所にも恵まれた。完成に至ったことを誇りに思う」と語った。