産業・経済
2015年8月8日(土)9:03
懸念はキビの塩害/台風13号
風被害は最小限か
台風13号の接近で、宮古各地のサトウキビは強風にあおられた。ただ、製糖関係者は「この程度の風ならそれほど大きな被害は出ないと思う」と見ている。懸念されるのは塩害だ。
宮古島地方には7日、暴風警報が発表され、終日強い風が吹いた。この影響を受け、サトウキビが横倒しになったり、傾いたりするほ場が一部で見られた。
ただ、「そう悪い影響は出ないのではないか」というのが沖縄製糖の見方だ。折損被害なども最小限に抑えられていると見ている。
一方で、「雨が降ってくれなければ塩害の心配が出てくる」と話す。「雨さえ降れば、前回の台風と同じように恵みの雨をもたらすことになる」と話し、サトウキビの生育を促進する気象条件に期待を込めた。
宮古島地方気象台によると、この台風の影響による各地の雨量(6日午前0時から7日午後6時)は▽平良下里10・5㍉▽城辺11・5㍉▽宮古空港8・5㍉▽下地島空港10㍉▽多良間空港18㍉-となっている。