「避難指示」ないのに解除/宮古島市
携帯電話緊急速報で誤報
台風13号接近に伴い暴風警報が発令されていた7日午前10時すぎ、避難指示が発令されていないにも関わらず、避難指示の解除を通知する緊急速報メールが市在住者の携帯電話に配信された。以前、テスト用に使った情報が誤って配信されたもので、約2時間後に誤報だったことを知らせるメールが配信された。
緊急速報メールとは、気象庁や自治体が配信する災害、避難情報を携帯電話会社が特定エリアへ一斉に配信するサービス。沖縄では県が窓口となって市町村からの情報を携帯電話会社に送信していて、今年4月からは新しいシステムが導入されていた。
今回、誤メールが配信された原因について市防災危機管理班は、新システム運用開始前のテストで使用した「避難指示解除」情報が削除されないまま残っていて、暴風警報発令に伴い避難所を市内7カ所に開設したことを県にインターネット回線を通じて報告した際、テスト用「避難指示解除」情報も何らかの理由で送信されてしまい、一斉配信されたものと説明する。
誤った情報が配信されたことに気付いた市は、情報は誤りであり、避難勧告・指示に関する情報は出されてことを知らせる緊急速報メールを配信した。
詳しい原因については現在、調査中。