産業・経済
2010年10月19日(火)9:00
経営安定対策など要請/キビで全糖労が農水副大臣に
【東京支社】全沖縄製糖労働組合(砂川勝哉中央執行委員長、宮古同支部長)は18日、篠原孝農林水産副大臣に対して、「砂糖制度の堅持および経営安定対策・さとうきび生産振興等の要請書」を手渡した。これに先立ち、関係部署である同省の生産局生産流通課(天羽隆課長)の担当者とも1時間以上にわたり意見交換をした。
要請団は、全糖労のほかに奄美・熊毛糖業労働組合連合会、フード連合糖業部会、さとうきび委員会で構成され、沖縄県、鹿児島県より19人で要請行動を行った。
代表して砂川さんは、「南西諸島においてサトウキビは台風・干ばつ等の常襲地帯における基幹作物として、農家所得の確保、労働の形成、関連産業の育成等の地域経済・社会における重要な作物、産業である」と説明した。
要請項目は①糖価調整法の安定的運用について②サトウキビ生産振興策について③品目別経営安定対策の対象要件について④サトウキビ高齢者特区の新設について-など。
きょう19日には、沖縄、鹿児島両県選出の国会議員にも要請する。