教育・文化
2015年8月19日(水)9:02
宮古方言をCDに/琉大方言研究クラブ
お年寄りから聞き取り調査
琉球大学の学生らが14日から4日間、宮古方言の現地調査を行った。高齢者が話す方言を録音し、ユネスコが世界絶滅危惧言語に指定している宮古方言を音声という形で後世に残そうと取り組んでいる。
調査を行ったのは琉大の琉球方言研究クラブのメンバーら。昨年12月に研究を開始し、今回が3回目の現地調査となる。
最終日の18日は、クラブメンバーで宮古島市出身の源河優香さんの祖父母の平良秀誠さんとタケさんから聞き取り調査を行った。
自己紹介等で使う2人の方言を録音。発音やアクセントも丁寧に聞いて宮古方言の奥深さに触れた。
源河さんは「辞典ではできない部分(音声)を残したい」と、今回の調査の意義を話す。自身、方言を話せないと言い、「勉強しながらやっている」と充実感あふれる表情で語った。
録音したデータはCD化し、宮古方言に関する冊子とともに9月下旬の琉大祭で紹介する予定だ。