家畜共済金は9200万円/14年度農業共済
推進協で支払い実績報告
2015年度宮古地区農業共済事業推進協議会が18日午後、JAおきなわ宮古地区機械化営農センターで行われ、2014年度の事業報告や次年度の事業計画を確認した。14年度家畜共済における農家負担の共済掛け金は5850万円、これに対して9234万円の共済金が支払われた。
共済事業は▽家畜▽畑作物(サトウキビ)▽園芸施設▽建物-の四つあり、この日の協議会ではこれらの14年度実績が示された。
家畜共済の引き受けは有資格1192戸、頭数2万6073頭のうち共済加入は延べ749戸、1万9368頭だった。達成率は有資格が74・3%で、頭数が90・3%だった。
共済掛け金の農家負担額は5850万円、国庫負担を含む総額は1億1700万円だった。これに対し支払共済金は家畜の死廃事故で3587万円、病傷事故で5647万円だった。総額は9234万円。
畑作物共済の14年産有資格は5384戸、引き受けは2702戸で、対有資格達成率は50・2%。農家負担共済掛け金は6378万円で、支払い共済金は6123万円を見込んでいる。
園芸施設共済の支払い共済金は2955万円、建物共済の支払共済金は27万8000円だった。
協議会では15年度の事業計画も確認。四つの共済のうち家畜共済の引き受け計画は2万323頭、畑作物は16年産の引き受け計画を2950戸に設定した。
この協議会は、農業振興と農業経営の安定、農家負担の軽減および共済事業の引き受け拡大などを目的に設置されている。