観光客らが足止め/台風15号
空の便乱れ2500人に影響
台風15号の影響で24日、宮古島発着の空、海の便が大幅に乱れ、観光客ら約2500人の足に影響が出た。空の便は宮古空港発着の日本トランスオーシャン航空(JTA)宮古-那覇間7往復14便、琉球エアコミューター(RAC)は宮古空港発着の10便全便、全日空(ANA)は宮古-那覇間の9便が欠航した。25日は航空3社とも平常運航の予定。
宮古空港ロビーは利用客で空いている椅子がない状態で、床に敷かれたござに座り空席待ちをする人たちが見られた。23日までに手続きを済ませた利用客が多かったためか、24日は大きな混雑はなかった。
石川県から2家族8人で観光に訪れていた山下美晴さん(30代)は「今回で3回目。台風の足止めは初めて。台風の影響で海には1日しか入れなかった。きょう(24日)帰る予定だったが、予約していた便が欠航になった。職場には状況説明して理解してもらったが、きょう帰れるか不安」と空席待ちの呼び出しを待っていた。
海の便は多良間海運のフェリー「たらまゆう」が欠航。大神海運は4往復8便が欠航した。25日の運航は両船会社とも、天候次第で判断する。