「雪しずく」がグランプリ/島の駅みやこ
イベント「マンゴー共和国」
宮古島産のマンゴーのブランド化・消費拡大に向けたイベント「マンゴー共和国」(主催・同実行委員会)のフィナーレが30日、平良字久貝の島の駅みやこで開かれた。表彰式で、「けーきはうす」(長濱勝代表)が開発した「マンゴー雪しずく」がスイーツグランプリを受賞した。新商品は今後、東京にある沖縄県物産公社の「わしたショップ」などで販売を展開する。
各マンゴー生産農家が島の駅に委託販売した実績では、砂川農園(砂川勝哉代表)がトップの販売額643万円で表彰された。
イベントは、6月12日から8月30日までの約3カ月にわたって開催された。今年で2年目。期間中、新商品の開発では4店舗が参加。審査の結果、「マンゴー雪しずく」がスイーツグランプリに輝いた。「わしたショップ」のほかに、島の駅みやこ、那覇空港売店で本格的に販売する方針。
マンゴーの委託販売は、6月12日から8月25日まで実施。マンゴー生産者の63人が委託した販売総額は4176万円。砂川農園の委託販売額643万円は全体の約15%を占めた。
表彰式で、マンゴー共和国大統領の下地敏彦市長は「宮古産のマンゴーは美味しく、香りよし、形よし、色つやよし」とアピールした。
次いで西里長治実行委員長があいさつし「来年も楽しいイベントに盛り上げよう」と強調した。
長濱代表は、賞状とトロフィーを手に晴れ晴れとした表情。「グランプリに選ばれて最高にうれしい。これからは新しいお菓子の『マンゴー雪しずく』の宣伝に力を入れたい」と意気込んだ。同じく砂川代表は「賞をいただいたのはお客様と島の駅みやこのスタップのお陰。来期は今年以上に頑張りたい」とマンゴー増産に向け、気持ちを引き締めた。
抽選会では、1等の大玉キーツマンゴー(1万円相当)などのほか、国民賞として宮古-那覇往復航空券があり、当たった家族は歓声を上げていた。
市のイメージキャラクター「みーや」が参加し、子供たちを喜ばせていた。