政治・行政
2015年9月1日(火)9:04
安保法案概要を掲載/自衛隊地本
防衛白書、市長に説明
自衛隊沖縄地方協力本部長の山根寿一陸将補らが31日、市平良庁舎で下地敏彦市長に「防衛白書2015」の説明をした。2015年版防衛白書には現在参議院で審議されている、平和安全法制整備法案と新ガイドラインの概要が掲載された点が前年度と大きく変わっていると説明した。
島しょ防衛については、2003年以降増加し続けている緊急発進(スクランブル)回数が14年には943回と大幅に増加したため、那覇基地に戦闘機部隊1個飛行隊を移動する。また、機動展開能力向上のためオスプレイ(V-22)を導入すると説明した。
14年のスクランブル回数943回のうち、約半分の464回が中国で後はロシア。特に中国の公表防衛費は速いペースで増加し、名目上の規模は過去27年間で41倍、過去10年で3・6倍となっていることも説明した。
説明には沖縄防衛局企画部の森浩久部長と航空自衛隊宮古島分屯基地の石岡顯一郎司令が同席した。