「コラボグランプリ」開催/今月18日に応募締め切り
「島の宝」創出を
宮古島商工会議所の下地義治会頭は2日、会見を開き、「島の宝」となる商品やサービスの創出、発見を目的としたコンテスト「宮古島コラボグランプリ」を10月31日に開催すると発表した。応募締め切りは今月18日で、他者とのコラボレーション(共同制作)で誕生した商品やコラボで価値が高まる可能性を秘めた商品などを募集している。
「コラボグランプリ」とは、人材育成などを行うアクティブラーニング(本社・東京、羽根拓也社長)が全国各地で開催している地域活性化プロジェクトで、事業者同士が出会い、コラボすることで新商品創造の促進を目指す。商工会議所内にある宮古島物産振興会では同グランプリ開催に向け、羽根社長を講師に招いてのセミナーをこれまでに5回、開催してきた。
グランプリの参加区分は、①他者とのコラボで誕生したコラボ商品②既存商品-の二つ。参加に年齢や性別、国籍の制限はないが、18歳以下の参加には保護者の許可が必要。参加費は1万円。応募締切後、10月上旬に事前審査会を行い、10月31日に宮古島東急リゾートでグランプリ審査会を実施。参加特典として宮古島産業まつりと離島フェアへの出品などがある。
会見で下地会頭は「島の事業者が互いの特性を生かし合い、新しい可能性を見いだそうとこれまでセミナーを行ってきた。初めてのグランプリなのでどのような商品が出てくるか楽しみ」と語った。
会見に同席した羽根社長は、グランプリ獲得者は来年3月に大阪で開催される「ジャパングランプリ」への出場権が得られること、そこで上位に入れば海外のグランプリへ出場する道が開けることを紹介。「上を目指すことで参加者が皆、能動的に取り組むようになる。沖縄では宮古が初となるので、宮古から沖縄中にこの動きを広げていきたい」との思いを述べた。
参加申し込み、問い合わせは商工会議所内の同グランプリ事務局(電話72・2779)まで。