本村(多良間3年)大会新で貫録V/県中学陸上 宮古代表が躍進
平良の長浜、粟国は宮古新
県中学校陸上競技大会が16日、石垣市中央運動公園陸上競技場で行われ、宮古代表選手の躍進が光った。共通女子砲丸投げに出場した本村夏鈴(多良間3年)は13㍍69の大会新で貫録の優勝、共通男子400㍍の長浜真吾(平良3年)は52秒89の宮古新記録で2位、共通男子110㍍ハードルの粟国裕貴(平良3年)も15秒76の宮古新記録で3位に入賞した。
県記録(14㍍7)保持者の本村は5投目を終えた段階で2位と苦しんだ。22日に控えた全国大会で使用する重さ4㌔の砲丸で練習しているため、県大会で使用された2・721㌔の砲丸では投てきのタイミングが合わせ切れなかった。記録も12㍍台だった。
それでも6投目に記録保持者の貫録を見せて13㍍69を記録。最終投てきで逆転優勝、大会記録も19年ぶりに更新した。
本村は「大会記録を更新できたことはうれしいけど、5投目まで12㍍台という結果には満足できない」と大会を振り返った。
共通男子400㍍で6年ぶりに宮古記録を更新した長浜は「地区大会で出せなかったので、県大会ではどうしても宮古記録を更新したかった。更新できて良かった」と喜んだ。記録更新の要因は「終盤100㍍で粘れたこと」と話した。同種目の従来の宮古記録は53秒台で、長浜は中学生初の52秒台走者。
粟国は「決勝進出が目標」だった共通男子110㍍ハードルで躍進。自己記録を1秒近く更新して宮古記録を樹立した。
粟国は「そこまで速く走っているなんて思えなかったので自分でも驚いた。順位は場内のアナウンスで確認したけど、3位と聞いてうれしかった」と笑顔で話した。
3人のほか、2年男子1500㍍で久松の香村大貴が1位、共通女子800㍍でも平良の邊土名美穂が優勝するなど宮古代表選手が活躍を見せた。
3位に入賞した選手は次の通り。
【男子】2年1500㍍=①香村大貴(久松)4分25秒52▽共通400㍍=②長浜真吾(平良)52秒39=宮古新▽共通110㍍ハードル=③粟国裕貴(平良)15秒76=宮古新▽1年400㍍リレー=②宮古A(北)48秒96▽2年走高跳=③砂川鉄信(久松)1㍍65▽共通棒高跳=③与那覇恭寛(平良)3㍍30
【女子】共通200㍍=③砂川千春(平良)27秒85▽共通800㍍=①邊土名美穂(平良)2分秒▽共通砲丸投げ=①本村夏鈴(多良間)27㍍28=大会新