壮大な宇宙ロマン体験を/市制施行10周年記念企画
10年前の星空再現/25日からプラネタリウム上映
下地敏彦市長は4日、市役所平良庁舎で会見し、数千万個以上の星を表現できるプラネタリウム「メガスター」の上映を26、27の両日に、市中央公民館で開催すると正式に発表した。25日にはメガスター開発者の大平貴之さんの講演とライブ解説が行われる。いずれも入場無料だが、整理券が必要。下地市長は「壮大な宇宙のロマンを体験してほしい」と参加を呼び掛けた。
市制施行10周年記念企画の一環。上映当日の宮古島の夜空と、合併した10年前の10月1日の夜空を再現する。
プラネタリウムは、市中央公民館の天井や壁に、星を放射状に投影する。会場には椅子を設置するが、シートの上で寝ころぶなど自由なスタイルでも見られる。
会見で下地市長は「最近は空を見上げることがなかなかないが、もう一度立ち止まり星空を見上げて、宮古島の自然は豊かなんだということを再認識してほしい」と話した。
宮古島での上映をコーディネートする池城かおりさん(ありんこ文庫代表)は、星の数がプラネタリウムの性能を表す一つの指標だと言い「より数が多ければ多いほどリアルで奥行きがあり人の心に届く」と話した。
同様な上映は、沖縄本島で過去2回あるが、3日間を通して大平さんが解説するのは、本土でも見られないプログラムという。
池城さんは「子供も大人も楽しめる内容。進路を考え始める中高生や働き盛りの大人も、ぜひ見に来てほしい」と呼び掛けた。
上映は26、27日ともそれぞれ午前9時30分~午後5時までの計5回。時間は30分間。1回の定員は100人で2日間で計1000人が入場できる。25日の講演と上映は午後7時からで定員は200人。
いずれも整理券が必要で▽市立図書館北分館▽市中央公民館▽TSUTAYA宮古島店▽BOOksきょうはん宮古南店-で配布中。
問い合わせは市企画調整課(電話72・4878)まで。