04/12
2025
Sat
旧暦:3月15日 大安 辛 
社会・全般
2015年9月8日(火)9:06

「安全に海を楽しんで」/水難事故防止推進協

看板で注意喚起/伊良部渡口の浜に設置


水難事故を防止するための大型看板が設置された=7日、伊良部渡口の浜

水難事故を防止するための大型看板が設置された=7日、伊良部渡口の浜

 先月10日に発生した水難死亡事故を受け、市水難事故防止推進協議会は7日午前、伊良部島の渡口の浜などに注意を喚起する看板を設置した。海水浴をする場合の注意点や離岸流への対応、関係機関の連絡先などを書き込んだ。市の担当課は「市民や観光客の皆さんには安全に海を楽しんでほしい」としている。

 渡口の浜に設置した看板の大きさは縦1㍍20㌢、横1㍍80㌢と大型。「安全に海を楽しむために」という大きなタイトルとともに▽1人では泳がない▽悪天候の時は泳がない▽飲酒・体調不良時は泳がない▽海の危険生物に注意▽シュノーケリングによる事故に注意-と記されている。

 離岸流については、図解入りで注意を喚起。離岸流で沖に流されてしまった場合の対応を示した。

 チェックするべきこととして、天気予報(警報・注意報)が確認できるQRコードや、海上保安署や市消防本部、警察署の連絡先も大きな文字で書いた。

 設置作業は午前9時30分ごろから行われ、担当業者がビーチ入り口の見えやすいところに穴を掘り、大型看板を支えるコンクリートブロックを埋め込んだ。

 従来の看板は設置場所を移動。両面に注意書きを入れ、多くの利用者の目に留まるよう工夫を施した。

 市まちづくり振興班の平山茂治副班長は「今年度は早めに水難事故防止活動に取り組んでいたが、先月悲しい事故が発生した」と経過を説明し、「事故を防止するために、今回は見えやすいようにビーチの入り口に設置した。市民、観光客の皆さんには安全に海を楽しんでほしい」と話した。

 この日はパイナガマビーチにも看板を設置し、水難事故の防止を訴えた。

 渡口の浜での水難事故は先月10日に発生。3人が犠牲になっている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年4月12日(土)9:00
9:00

「はしご旅」の魅力PR

旅行関係メディア招きトーク 1度の旅行で二つのホテルを「はしご」して異なる楽しみ方を味わう「宮古島はしご旅」を周知するトークセッションが9日、市内の飲食店で行われた。サントリーニホテル&ヴィラズ宮古島、ヒルトン沖縄宮古島リゾートと、両施設の「はしご旅」プランを…

2025年4月11日(金)9:00
9:00

安全利用向け協力を

重点区域追加で説明会/パイナガマビーチ   市港湾課(長濱正人課長)は10日、遊泳者の安全確保のため5月1日からパイナガマビーチを水上バイク等事故防止重点区域に指定することに係る利用者説明会を平良港ターミナルビルで行った。マリン関係事業者など約20人…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!