活力ある島づくりを/市まち・ひと・しごと創生推進会議
総合戦略策定へ始動/各分野から21人、委嘱状交付
第1回宮古島市まち・ひと・しごと創生推進会議が9日、市平良庁舎で開かれた。委員21人に委嘱状が交付され、会長に沖縄国際大学の名嘉座元一(はじめ)教授、副会長に宮古島商工会議所の根路銘康文副会頭を選出した。
下地敏彦市長は「この会議は多くの分野の人が集まって開催される。それぞれの分野から知恵を出し、今後、人口が減少する中で、どのような総合戦略で活力ある宮古島にするか、忌憚(きたん)のない意見を出してほしい」と述べた。
2060年を視野に入れた、人口減少問題の克服や歯止め、成長力を確保するための、総合戦略を策定するために設置された会議。
国が示す「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の基本的な考え方は、地方は人口の減少を契機に「人口減少が地域経済の縮小を呼び、地域経済の縮小が人口減少を加速させる」という負のスパイラルに陥るリスクが高い。そのため「東京一極集中」の是正▽若い世代の就労、結婚、子育ての希望の実現▽地域の特性に即した地域課題の解決-を挙げている。
市まち・ひと・しごと創生会議は今後、10月に開催予定の第2回会議から総合戦略の検討などを進める。
委嘱されたのは次の通り。(敬称略)
会長=名嘉座元一(沖縄国際大学教授)▽副会長=根路銘康文(宮古島商工会議所副会頭)▽委員=野原勝也(上野地域づくり協議会長)▽神里裕哉(宮古青年会議所理事長)▽池城かおり(絵本図書室ありんこ文庫)▽西里長治(パラダイスプラン社長)▽川口シンディ陽子(ユニマットプレシャスシギラベイサイドスイートアラマンダ・ザシギラ総支配人)▽新城武一郎(県農業協同組合宮古地区本部長)▽荷川取ゆり子(ティダファクトリ社長)▽漢那一浩(伊良部漁業協同組合長)▽下地克子(NPO法人マーズ所長)▽大島康生(リチャージ取締役)▽玉那覇通男(沖縄振興開発金融公庫宮古支店長)▽本永尚(沖縄銀行宮古支店長)▽古堅雄二(琉球銀行宮古支店長)▽砂川晃輝(沖縄海邦銀行宮古支店長)▽小倉弘誉(宮古島地域雇用創造協議会統括マネジャー)▽花城千枝子(法人保育所代表)▽友利正治(宮古地区PTA連合会長)▽田場秀樹(宮古教育事務所長)▽奥平広海(東保育所保護者会役員)