04/12
2025
Sat
旧暦:3月15日 大安 辛 
政治・行政
2015年9月12日(土)9:05

全国学力テスト 中学数学、理科は県上回る/宮古島市

小学無回答率は全国下回る/市議会一般質問で教育長公表

 今年4月に実施された2015年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果、宮古島市の中学校の平均正答率は数学A・B、理科で県の正答率を上回ったものの、全国正答率との比較では小・中学校の全教科が下回った。平均無回答率では小学校全教科が全国を下回る好結果となった。開会中の市議会9月定例会一般質問で11日、佐久本洋介氏の質問に対し宮國博教育長が結果を公表した。

 同調査は小学6年生と中学3年生を対象に4月21日、全国で実施。今回は従来の国語と算数、数学のA・Bに加え理科も行われた。

 宮古島市の平均正答率は、小学校の国語Aが前年度比4・9ポイント減の66・9%、国語Bは7・2ポイント増の63・3%、算数Aは6・5ポイント減の74・9%、算数Bは14・9ポイント減の40・4%、理科は54・8%だった。

 全国との差が最も小さかったのはマイナス0・3%の算数A、次いでマイナス2・1%の国語A。差が広かったのはマイナス6・0%の理科、マイナス4・6%の算数B。前年度の全国との差は国語Aがマイナス1・1%、国語Bはプラス0・6%、算数Aはプラス3・3%、算数Bはマイナス2・9%で、全教科で差が広がる結果となった。

 中学校は国語Aが4・4ポイント減の69・9%、国語Bは15・1ポイント増の59・4%、数学Aは2・7ポイント減の57・2%、数学Bは16・4ポイント減の34・6%、理科は46・4%だった。

 全国との差が最も小さかったのはマイナス5・9%の国語A、差が広かったのはマイナス7・2%の数学A、マイナス7・0%の数学B。前年度の全国との差は国語Aがマイナス5・1%、国語Bはマイナス6・7%、数学Aはマイナス7・5%、数学Bはマイナス8・8%で、国語Bと数学のA、Bで差が改善された。

 無回答率は小学校の全教科が全国実績を下回ったものの、中学校は全教科が全国より高い結果となた。

 宮國教育長は、小学校算数Aの正答率がほぼ全国水準で、無回答率は全教科で全国を下回っていること、中学校は国語A以外の正答率の全国との差を縮めたことなどを評価。理科については、小学校では自然事象についての知識や理解を問う問題、中学校では観察、実験の技術を問う問題で全国平均を上回る一方、科学的な思考や表現を問う問題は小、中学校ともに課題があるとの考えを示した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年4月12日(土)9:00
9:00

「はしご旅」の魅力PR

旅行関係メディア招きトーク 1度の旅行で二つのホテルを「はしご」して異なる楽しみ方を味わう「宮古島はしご旅」を周知するトークセッションが9日、市内の飲食店で行われた。サントリーニホテル&ヴィラズ宮古島、ヒルトン沖縄宮古島リゾートと、両施設の「はしご旅」プランを…

2025年4月11日(金)9:00
9:00

安全利用向け協力を

重点区域追加で説明会/パイナガマビーチ   市港湾課(長濱正人課長)は10日、遊泳者の安全確保のため5月1日からパイナガマビーチを水上バイク等事故防止重点区域に指定することに係る利用者説明会を平良港ターミナルビルで行った。マリン関係事業者など約20人…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!