来間さんら3人認定/県農業士
真壁さんに感謝状
【那覇支社】県農林水産部の2015年度県農業士等認定式が10日、県庁講堂で行われ、宮古地区から来間孝勇さん(57、下地嘉手刈)、長濱和彦さん(55、平良東仲宗根添)、嵩原健一さん(49、下地与那覇)に指導農業士の認定証が交付された。真壁恵修さん(66、上野)には名誉指導農業士として感謝状が贈られた。
来間さんはマンゴーを栽培し、生産農家の中心的リーダーとして産地協議会委員にも選任され、生産振興や担い手育成に貢献。長濱さんはゴーヤーとミニトマトを栽培。野菜・果樹や農業機械士など団体役員を歴任し、農業経営の模範となる。嵩原さんはトウガンとサトウキビを経営。就農青年クラブなど組織活動で、農業青年や農業機械士の担い手育成に取り組んでいる。
来間さんは「指導農業士として後継者指導の役割をしっかり果たしたい」、長濱さんは「新鮮で安全な付加価値の高い作物を育てたい」、嵩原さんは「自分の経験を生かした指導で、後継者育成に頑張りたい」とそれぞれ抱負を語った。
認定式で島田勉農水部長(代読・島尻勝広農業振興統括監)は「今後とも自己研さんに励み、農業士として県内農業の担い手育成などに尽力してほしい」と激励した。
県の農業士認定制度は1978年に制定。農業士は県内農業の振興に向け、地域の担い手や指導者として、後継者育成などの役割が期待される。今年度は指導農業士15人、青年農業士3人、女性農業士2人の計20人を認定した。