創刊60周年の節目祝う/宮古毎日新聞社
平良社長「読者と信頼深める」
宮古毎日新聞社(平良覚社長)は18日、市内ホテルで創刊60周年記念式典・祝賀会を開催した。行政や政財界、マスコミ関係者ら約300人を前に、平良社長は「60年の節目を皆さまと共に迎えることができて大変うれしい。今後とも読者の幅広いニーズに応え、信頼を深めていきたい」と、さらなる情報発信へ決意。真栄城宏会長は「節目を迎え、郷土紙としての思いを新たにしている。郷土発展へ一層の努力を重ねていく」と述べた。
本紙は1955(昭和30)年9月19日に真栄城徳松氏により、宮古初の日刊紙として創刊された。
95年に日本新聞協会に加盟。同年、時事通信社の記事配信を受け、国内外のニュースやスポーツ面を充実させた。
97年にカラー印刷機を導入。98年に全国郷土紙連合に加盟した。
2013年には印刷センターが完成し、新輪転機が稼働。創刊当時は2㌻の紙面だったが、現在では最大16㌻、そのうち8㌻のカラー印刷が可能となった。
式典で下地敏彦市長は、「これからも読者のニーズに応えた公正な立場からの報道をお願いする」、時事通信社の西澤豊社長は「宮古毎日新聞社との絆を大事にし、役に立つニュースの提供に全力を挙げていく」とそれぞれ祝辞を述べた。
引き続き行われた祝賀会は、琉球舞踊穂花会の亀浜律子さんの「かぎやで風」で幕開け。前回のなりやまあやぐまつりと、とうがにあやぐ大会の優勝者、下地美咲さん(宮高3年)が三線を弾きながら「伊良部トーガニー」などを披露した。
また、フラダンスサークル「ポーポーレフア」がフラで南国気分を演出。亀浜律子琉舞練場は宮古民謡をアレンジした「宮古毎日新聞創刊60周年記念バージョン」で盛り上げた。
日本新聞協会の川嶋明専務理事、全国郷土紙連合会の脇和也会長、沖縄宮古商工会議所の下地義治会頭がそれぞれ乾杯の音頭を取った。
式典では、本紙の充実発展に尽力した、第4代社長の故山内啓邦氏、編集顧問の松原清吉氏を特別功労者として表彰した。