多大な功績、次世代へ
川満昭吉氏顕彰碑を建立/除幕式行う
初代伊良部町長の故・川満昭吉さんの功績をたたえる顕彰碑がこのほど、伊良部大橋の伊良部側橋詰広場に建立された。22日午前に除幕式が行われ、関係者が集まって川満さんの功績を振り返るとともに、伊良部地域を起爆剤とする宮古圏域の発展を誓い合った。
除幕式には、顕彰碑建立期成会の奥浜幸雄会長ら役員が列席した。来賓として西銘恒三郎衆院議員、座喜味一幸県議、真栄城徳彦市議会議長らが出席した。
除幕を行って顕彰碑が現れると、参加者が大きな拍手をして建立を祝った。
奥浜会長は「顕彰碑が伊良部大橋、伊良部側たもとの最適地に建立された。故人川満昭吉の在りし日の政治家としての活躍が、万人に等しく継承され、とこしえに伊良部地域に栄誉を呈することが顕彰碑建立の意義になる」と述べた。
西銘衆院議員は「川満昭吉さんが、伊良部の発展のために頑張ったこと、積み上げた実績に心からの敬意を表したい。その心を受け継ぎ、地域の発展のために全力を尽くしたい」と感謝と決意を述べた。
真栄城議長と座喜味県議はそれぞれ乾杯の音頭を取り、顕彰碑の建立を祝うとともに、伊良部大橋開通に伴う伊良部地域並びに宮古圏域の発展を祈念した。
同日午後からは建立を祝う会が伊良部公民館で開催され、関係者多数が参加して顕彰碑建立を祝った。
川満さんは1974年の伊良部村長選で初当選。2期目も当選し、任期中の82年の町制施行に伴い初代伊良部町長に就任した。
82年から同町長を連続3期務め、宮古高校伊良部分校(現伊良部高校)の開校や伊良部架橋促進協を発足させるなど宮古圏域の教育や経済発展に寄与した。
顕彰碑は縦2・8㍍、横1・5㍍。土地購入費を含む事業費は約350万円。