クイチャー祭り大盛況/宮古の里
出演500人が勇壮に踊る
社会福祉法人祐愛会第30回宮古の里クイチャー祭りが22日、宮古島リハビリ温泉病院クイチャー広場で開催された。18団体から約500人が出演し、各地域で受け継がれてきた伝統のクイチャーなどを踊った。会場は最後まで出演者と観客の熱気に包まれた。
毎年多くの出演者でにぎわう祭りは今年30回の節目を迎えた。広場に設置した特設会場は、出演者と多くの観客で埋め尽くされた。
冒頭、宮古の里の砂川達雄施設長は「30回の節目を迎えることができて感激している」と、長年祭りを支えてきた出演者や関係者に感謝。その上で「保存されてきた伝統のクイチャーがここに集結する。18団体の総勢500人の出演者による勇壮なクイチャーを期待している」と述べた。
祐愛会の奥原典一理事長は「これだけの人が参加してくれて主催者としてはうれしい限り。宮古各地から500人が参加する。日ごろの練習の成果と実力を発揮して踊り、この祭りを大いに盛り上げてほしい」と感謝を込めて話した。
この後、上区獅子舞保存会による勇壮な獅子舞で祭りが幕開け。友利伝統芸能保存会、漲水クイチャー保存会、佐良浜ミャークヅツクイチャー保存会、川満棒踊り保存会と続いた。その他各地の団体も出演した。
それぞれ地域に根付くクイチャーや伝統の芸能を舞台上で発表。足を踏みならし、手を頭上に上げて表情豊かに踊った。観客は各団体による優雅な踊りを堪能した。演目ごとに大きな拍手を送り、年に一度の盛大なクイチャー祭りを楽しんでいた。