向上のカギは能動性/メンタルトレーニング講習会
大儀見さんが講話
スポーツ&教育・メンタルトレーニング講習会が23日午前、平良中学校の体育館であった。メンタリスタ代表の大儀見浩介さんが講話を行い、一流のスポーツ選手は「自ら考え、自ら目標達成のためのプランを立てている。探求心、向上心が極めて強い」と述べ、能動性の重要性を語った。
講習会は宮古地区中学校体育連盟が主催。市内の中学生が参加して大儀見さんの話に耳を傾けた。
オリンピックで勝てる選手や記録が伸びる選手の特徴として「タイムマネジメントが素晴らしい」と1日の行動を自らマネジメントする自発性を挙げた。「勝てない選手は朝起きてから行動までが遅い。すべてが受動的だ」と話し、能力を伸ばしたり、発揮したりする上では能動的な動きが欠かせないと指摘した。
将来の夢を生徒に語らせた大儀見さんは、その直後にミッキーマウスの絵を描くよう指示した。うまく描けない生徒に「これがイメージと現実のギャップ。誰もがミッキーを知っているけど、いざ描こうと思うと分からなくなる。夢も、イメージだけでは、いま描いているミッキーと同じような絵になる」と話した。
その上で「イメージと現実のギャップを埋めることはできる」と主張。方法としてスモール・ステップを挙げ、大きな目標を達成するために、小さな目標をクリアしていく過程の重要性を説いた。「このとき一流の選手は自分の頭で考えてプランを立てる。二流の選手は指示待ちが多く、言われたことしかできない」という特徴を説明し、自ら考えて行動するよう促した。