宮古島の土壌など学ぶ/新規就農サポート講座
渡久山みきさんが講話
宮古地区新規就農サポート講座(主催・宮古地区農でグジョブ推進会議、宮古農林水産振興センター農業改良普及課)の第4回講座が24日、宮古農村青少年教育センターで開かれた。受講者20人余は、宮古島の土壌などを学び、今後の農業経営に意欲を見せていた。
この日は、同普及課の渡久山みきさんが「土作りと土壌分析について」、同じく新崎千江美さんが「さとうきび栽培の基礎知識」、市農政課の宮國範夫さんが「宮古島市の補助事業について」と題してそれぞれ講話した。
このうち、渡久山さんは「宮古島の土壌は約9割が島尻マージ。島尻マージの土色は赤~黄色、酸性~アルカリ性で水はけは良好である。残りの土壌は国頭マージとジャーガルである」と述べた。
その上で、良い土の条件として▽保水力が大きいこと▽養分の保持力が高いこと▽空気含量が高いこと▽排水がよいこと▽栽培作物に適したpH(ペーハー)であること▽土層が深くて柔らかいこと▽有害物質を含まないことーと7点を挙げた。
同講座は、新規就農者の早期の経営確立と認定農業者への誘導を図るのが目的で開催されている。