キッズデザイン賞受賞
県内初 はなぞのこどもえん
幼保連携型認定こども園「はなぞのこどもえん」(新城久恵園長)の園舎が、第9回キッズデザイン賞(主催・NPO法キッズデザイン協議会、後援・経済産業省)を受賞した。「建築・空間デザイン分野の感性・創造性部門」での受賞で、審査員からは、「子供の創作意欲を刺激しそう」などと高い評価を受けた。県内では初という。
同園の新城園長と設計士の日比野拓さんらが25日、下地敏彦市長に受賞の喜びを報告した。
同園は、「感じる園舎」をテーマに、園庭にはガジュマルやフクギなどの木々を配置。建物の正面部分には、強い日差しを適度に遮りながらも風通しを良くする花ブロックを施した。
アトリエやスタジオほか、園舎内の壁に自由に落書きして消せる空間を備えるなど、子供たちの豊かな発想を伸び伸びと表現できる施設にした。
さらに、光と風にあふれる開放的なダイニングは、自然の恵みを感じるとともに、食べることの豊かさを学ぶことができる。
新城園長は「園に行きたくないという園児なんていない。いつも喜んで通園して走り回っている」と話した。
日比野さんは「受賞は、宮古島市やこどもえんが注目される良いきっかけになった」と述べた。国内外の建築専門誌が取り上げ、見学者も後を絶たないという。
下地市長は「楽しめる空間がいろいろある」と受賞を共に喜んだ。
オランダのアムステルダムの幼保育所のオーナーも視察で来島、受賞報告に同席した。