砂川恵昭さんらを表彰/市制施行10周年式典
市の発展に多大な貢献
1日に開催された宮古島市市制施行10周年記念式典で、市の発展に多大な貢献があった砂川恵昭さんら4人が表彰された。下地敏彦市長が一人一人を表彰してその活動をたたえた。
表彰されたのは砂川さんのほか、與座武雄さん、仲宗根將二さん、平良清子さんの4人。それぞれの分野で貢献があった。
砂川さんは、市立平良図書館北分館の敷地を琉球政府時代から現在に至るまで無償貸与を続け、生涯学習振興に貢献。與座さんは県内最高種雄牛と名高い「北福波」の生産者で、県内の市場価格を押し上げた。
仲宗根さんは、長年の研究で宮古の歴史や文化の継承に努めた。平良さんは36年間にわたって宮古織物事業協同組合の織物講師として宮古上布の後継者育成に尽力してきた。
式典ではこれらの貢献をたたえて表彰。参加者は大きな拍手を送った。
仲宗根さんは「昔から宮古は一つと言われてきたこともあり、結果として(合併は)良かった」と合併10周年を語った。一方で「これからも地域への目配りは必要だ。市全体の発展をどうするか。市民全体が一つになり、さらに良い市をつくりあげていきたい」と話す言葉に決意を込めた。