末長い交流を祈念/宮古島市・マウイ郡
式典で互いの絆確認/姉妹都市50周年を祝う
宮古島市とハワイ州マウイ郡の姉妹都市締結50周年を祝う記念式典が2日、市役所平良庁舎1階ロビーで開かれた。下地敏彦市長とマウイ郡のアラン・アラカワ郡長らが参加し、50年の節目を祝うとともに、今後も変わらぬ交流が継続することを祈念し、記念植樹などを行った。
マウイ郡と宮古島市(旧平良市)は1965年6月24日に姉妹都市縁組みを締結し、これまで文化や経済、教育などさまざまな分野で交流を深めてきた。
記念式典には下地市長、アラカワ郡長のほか、市議会の真栄城徳彦議長、マウイ郡議会のドン・カウチ議員、マウイ郡姉妹都市財団のリチャード・ミナトヤ代表、アラカワ郡長夫人らが参加した。
下地市長は「今年はマウイ郡と宮古島市にとって歴史に残る年」とした上で、「今後もこの50年に及ぶ長い交流の歴史を大切にしながら、さらなる友好、交流を行っていきたい。この式典が両市の発展と、一層の友好関係を促進する新たな旅立ちとなることを祈念している」との思いを語った。アラカワ郡長は「これからも手を取り合って一緒に進むことで、いろいろなことが達成できると信じている。皆さんの温かい歓迎に感謝するとともに、これからも長年、良い関係が築いていけることを願っている」との考えを示した。
真栄城議長は「宮古島の人間はこれからもマウイとの結びつきを大事にし、それを誇りにして、姉妹都市締結がしっかりと築かれていくことを私たちの精神的な礎としていきたい」。カウチ議員は「これからもこの関係をずっと続けていけるように願っている」と述べた。
下地市長とアラカワ郡長、真栄城議長とカウチ議員がそれぞれ記念品を交換したほか、旧平良図書館跡地で記念植樹を行ったのち、平良庁舎入り口で記念写真を撮影した。