宮古-那覇航空路線の現状ただす/座喜味氏
9月定例県議会一般質問
【那覇支社】県議会(喜納昌春議長)の9月定例会は2日、一般質問を行い、座喜味一幸氏(自民)ら7氏が登壇した。
座喜味氏は宮古-那覇航空路線の搭乗率の現状と改善策をただした。
謝花喜一郎企画部長は「同路線に就航するJTA、RAC、ANAの3社を合わせた今年度4~7月までの搭乗率平均は84・2%で、昨年度のスカイマークを含めた年間搭乗率の70・2%と比較して約14%上昇している」と説明した。
県がスカイマークの運休に伴う旅客需要に対応するため、昨年2月に各航空会社に増便を要請した結果、「ANAは7月17日から来年3月26日まで1日5往復から6往復とする。JTAは7、8月の繁忙期に1日7往復を8往復にしたほか、今後の旅客需要を見込み、10月25日から来年2月7日の106日間のうち51日間は8往復に増便する」とし、「さらにJTAでは来年2月から約20席増の新機材を導入する予定」と報告した。
多良間村のパヤオ設置計画について、島田勉農林水産部長は「県は漁港漁場整備長期計画に基づく水産環境整備事業を推進している。多良間村からの浮漁礁設置の要望を踏まえ、村や関係機関と連携しながら事業化の可能性を検討していきたい」と話した。
教員採用試験の離島での実施を求めたのに対し、諸見里明教育長は「教員候補者選考試験は30種類以上の試験区分やヒアリング試験などの環境を同一に揃える必要があることから、公正公平を期すため校種・教科ごとに本島内の五つの会場で実施している。今後とも本島内での実施に受験者と関係者の理解を願いたい」と答えた。