運航時期「はっきりしない」/多良間村議会一般質問
多良間・石垣路線で村長
【多良間】開会中の多良間村議会(森山実夫議長)9月定例会は2日、一般質問が行われた。伊良皆光夫村長は12月就航予定だった第一航空(大阪)による多良間-石垣間の航空路線について「(第一航空から)いつから運航開始なのか、まだはっきりしていない状況との説明を受けている」と述べ、粟国空港でのオーバラン事故が影響していることを指摘した。豊見山正氏の質問に答えた。
多良間-石垣間就航は当初、10月を予定していたが、パイロットの訓練が遅れていることを理由に12月に延期された。
しかし、8月28日に、同社の小型プロペラ機が粟国空港で着陸の際、滑走路を外れてフェンスに衝突。乗員乗客14人のうち11人が軽傷を負った。
伊良皆村長は「10月の予定が12月になったが、思いも寄らない事故が起きてしまった。第一航空の説明にでは、事故の原因がまだ判明されておらず、飛行機の整備からなのか、操作ミスなのか、まだ判明しないとの説明を受けている」と答弁した。
県によると、事故原因究明や再発防止策を含めた社内体制の強化など、国土交通省による安全運航の確認が行われた時点で、就航時期は明らかになるとしている。
伊良皆村長はまた、公共工事発注に関する業者のランク付けについて「県の資料に基づいてランク付けは行っている。地元業者を育成していくためにも考慮して行っている」と述べた。豊見山氏への答弁。
この日の一般質問には6人が登壇した。