国際保護鳥を守ろう
伊良部中でサシバ保護集会
伊良部中学校(平良満洋校長)は5日、サシバ保護集会を開いた。生徒78人は、国際保護鳥サシバを地域住民とともに守っていくことを誓い合った。
サシバは、沖縄が本土復帰した1972年に鳥獣保護法が適用され、狩猟鳥から保護鳥に指定された。県は77年、サシバが渡る10月をサシバ保護月間に設定。環境省は2006年のレッドデータ見直しで、サシバを絶滅危惧種に指定した。
サシバは宮古島市の市鳥。2~11日まではサシバ保護旬間となっている。
校内のサシバ保護ポスター・標語表彰式が行われた。ポスターの部の最優秀賞に仲間まひるさん(3年)の「島の宝鳥 守りゆく命」と題した作品、標語の部の最優秀賞に冨永乃愛さんの(2年)の作品「タカバシラ 伊良部の空に いつまでも」がそれぞれ選ばれた。平良校長が入賞者らに賞状を贈った。
講師にサシバの生態に詳しい久貝勝盛さんが招かれ「サシバは友だち・島の宝物」と題して講話した。
久貝さんは、秋に東南アジアへ南下する原因や渡りルートなどを説明。かつて伊良部の人々がサシバと関わっていた文化・生活史を紹介した。
同集会は、国際保護鳥であるサシバの保護意識を高め、サシバの保護を広く地域へ発信していくなどが目的。
表彰された生徒は次の皆さん。(敬称略)
【ポスターの部】最優秀賞=仲間まひる(3年)▽優秀賞=上原凪紗(2年)▽優良賞=具志堅廉(2年)手登根華恋(1年)
【標語の部】最優秀賞=冨永乃愛(2年)▽優秀賞=川満俊宣(1年)善平悠鈴(2年)佐久田愛海(1年)▽優良賞=上里梨緒(3年)国吉華優(同)