3大橋制覇するぞー/仁愛療護園
電動車いす駅伝スタート
県内初の民間経営による身体障害者療護施設「仁愛療護園」(南城市)の利用者5人が挑戦する「電動車いす宮古島駅伝」が7日、トゥリバー地区をスタートした。5人は2日間で宮古島と周辺離島を結ぶ伊良部、池間、来間の3大橋を渡り、秋の宮古路を満喫しながらたすきをつなぐ。
宮古島駅伝に挑戦しているのは吉永安行さん、渡名喜悦美さん、下里栄一郎さん、山城るり子さん、森下茂さんの5人。
スタートには、自立生活センター「まんた」の利用者も応援に駆け付け、完走を目指す5人にエールを送った。
この日は、伊良部大橋を往復し、西平安名崎までたすきをつなぎ、池間大橋を往復した。その後、バスで東平安名崎まで移動して、そこから保良川ビーチまでたすきをつないで初日は終了した。
マネージャーで総責任者砂川樹太郎さんは「天気も風も心地よくて思ったよりも早く行程をクリアできた。宮古島の美しい景色を楽しみながら走れているので2日目も期待している」と話した。
きょう2日目は、来間大橋、東急ホテル、宮古空港を経て、トゥリバー地区がゴールとなる。
この駅伝は、これまでは沖縄本島や周辺離島で行われたが、10年目の今回は利用者から「伊良部大橋が開通した宮古島に行きたい」との要望を受けて、宮古での開催が決定した。