決戦の陸上が開幕/全宮古体育大会
1万㍍は児玉(久松)制す
第42回宮古体育大会の最終競技・第70回全宮古陸上競技大会が10日、市陸上競技場で開幕した。トラック唯一の決勝種目となった男子1万㍍は久松の児玉昭紀が制した。きょう11日の陸上競技第2日で体育大会の全日程が終了し、学区対抗の最終順位が決まる。9日現在の総合順位は前回優勝の平一学区が1位、2年ぶりに頂点を目指す北学区が僅差で続いている。
陸上競技の第1日は、トラック1種目、フィールド7種目の決勝を行った。
男子1万㍍には計11人がエントリーし、小雨が降る中で健脚を競った。
レースは久松学区の児玉が圧勝した。スタート直後から飛び出すと、他学区の選手をまったく寄せ付けずに最後まで独走した。記録は35分45秒7だった。
そのほか40代男子砲丸投は上野の平良潤一が10㍍75で優勝、一般女子の砲丸投は鏡原の高橋空が11㍍38を投げて1位となった。
きょう11日は午前9時から開会式を行い、同10時から競技を開始する。
注目種目は一般男子の走高跳。今年2㍍11の宮古記録を打ち立てた南の下里佳也と、同じく2㍍ジャンパーで上野の上原晋之助による県内トップクラスの争いは見物だ。
40代男子100㍍に出場する西辺の原正臣の走りも注目だ。2013年に大会記録、14年には11秒4という宮古記録の走りを見せており、今大会は記録の更新が期待される。
同じ西辺の仲間正彦は30代男子1500㍍で大会記録の更新を狙う。
そのほか、一般男子の1500㍍と5000㍍に出場する久松の與那嶺恭兵の走りも注目される。
競技終了後は宮古体育大会の閉会式を行い、上位入賞学区を表彰する。
9日現在で平一と北が激しく争っており、11日の陸上第2日目の結果が順位を大きく左右する。3位以下の順位は混沌としている。