北学区、王座奪還/宮古体育大会
接戦制し2年ぶり/陸上で平一を突き放す
第42回宮古体育大会は11日、最終競技の陸上競技を行い、2カ月間の全日程を終了した。16競技の合計得点を競う学区対抗の男女総合成績は北学区が2年ぶりの優勝を飾った。陸上の得点で平一学区との接戦を制した。3位には上野学区が入った。北学区体協の安慶田成夫会長は「陸上で1位になれた。女子が全体的に良かった」と話し、2年ぶりの王座奪還を喜んだ。
宮古体育大会は8月に開幕した。以来2カ月間にわたりゴルフ、水泳、サッカー、テニス、剣道、ソフトテニス、ハンドボール、バスケットボール、卓球、軟式野球、柔道など計16競技で学区対抗戦を行った。
優勝した北は16競技中欠場が2。14競技にエントリーして得点を稼いだ。優勝した競技は水泳の男女、バドミントン、剣道、ボウリング、柔道、角力の7競技と他を圧倒した。
前回優勝の平一はバレーボール男子と陸上女子、卓球、テニスを制したほか多くの競技で上位に入賞して北を追走。両者の争いは最終の陸上までもつれた。
結果として、陸上の総合成績で4位につけた北が6位に甘んじた平一との接戦を制して優勝。2年ぶりに王座を奪還し、過去10年で7度目の優勝を飾った。
男女総合で連覇を逃した平一は2位で終了。3位以下は上野、久松、南、東の順だった。女子総合成績は平一が優勝で北が2位。3位下地、4位は上野。
北学区体協の安慶田会長は「あきらめかけていた優勝だが、女子の活躍と陸上競技の得点で総合優勝することができた」と大会を振り返った。その上で「ほとんどの競技に出ることを心掛けた。2年ぶりに優勝できてほっとしている。選手や役員の皆さんの頑張りに感謝している」と話した。